国家環境保全基準
GWKB2-1999
(1999―06―01国家環境保護総局公布 2000―01―01実施)
前 書 き
《中華人民共和国大気汚染防止法》と《国務院弁公庁の期限を付けて車用含鉛ガソリンの生産・販売・使用を禁止する事に関する通知》(国弁発[1998]129号)を貫徹し、自動車排気汚染を防止し、生態環境と人体の健康を守る為、この基準を制定した。
この基準は2000年1月1日から実施する。
この基準は国家環境保護総局科学技術司が提出する。
この基準は国家環境保護総局が責任を持って釈明に当たる。
1 主題内容と適用範囲
この基準は車用ガソリンの自動車排出、人体の健康、生態環境に対して、悪い影響を及ぼす有害物質の含有量の制御指標を規定した。
この基準は点火式エンジンに用いる車用ガソリンに適用する。
2 引用基準
下記の基準に含まれる条文が、この基準の中で引用し、この基準の条文を成す場合、下記の基準はこの基準と同等の効力を発する。
GB380―77 石油製品の硫黄含有量の測定法(ランプ燃焼法)
GB/T4756―1998 石油液体の手工サンプル抽出法
GB8020―87 ガソリン鉛含有量の測定法(原子吸収スペクトルグラフィ)
GB11132―89 液体石油製品の炭化水素類の測定法(蛍光指示剤吸着法)
GB/T17040―1997 石油製品の硫黄含有量の測定法(エネルギー分散x放射線蛍光 スペクトルグラフィ)
SH/T0020―90 ガソリン中の燐含有量の測定法(分光光度法)
SH/T0102―92 潤滑油と液体燃料中の銅含有量の測定法(原子吸収スペクトルグラフィ)
ASTMD3831―94 ガソリン中のマンガン含有量の測定法(原子吸収スペクトルグラフィ)
ASTMD3606―96 ガソリン中のベンゼン、トルエン含有量の測定法(気相クロマトグラフィ)
上述の基準が改正された場合、最新版を使用しなければならない。
3 技術要求
3.1 車用ガソリン中の有害物質の含有量は、下記の表の規定に合致しなければならない。
表1 車用ガソリンの有害物質含有量の制御極限値
項目 |
制御指標 |
テスト方法 |
ベンゼン(体積分数) |
≦2.5 |
ASTMD3606 |
オレフィン族炭化水素(体積分数) |
≦35 |
GB11132 |
芳香族炭化水素(体積分数) |
≦40 |
GB11132 |
マンガン(g/L) |
≦0.018 |
ASTMD3831 |
鉄 |
検出出来ない① |
付録Aを見よ |
銅 |
検出出来ない② |
SH/T0102 |
鉛(g/L) |
≦0.013 |
GB8020 |
燐(g/L) |
≦0.0013 |
SH/T0020 |
硫黄%(質量分数) |
≦0.08 |
GB380③;GB/T7040 |
注;①検出極限は0.005g/L。
②検出極限は0.001g/L。
③審判テストはGB/380を採用。
3.2 車用ガソリン中に有効な沈殿炭素を除去する清浄剤を注入しなければならない。
4 サンプル採取
サンプルの採取はGB/T4756基づき進める。車用ガソリンを2L取って置き、検出とサンプルに用いる。
5 基準の実施と監督
5.1 この基準は生産と販売する車用ガソリンに適用する。
5.2 生産する車用ガソリンは2000年1月1日からこの基準を執行する。オレフィン炭素化水素の制御指標の執行期日は5.3節の要求が満たされる前提の下で、相応に遅らせる。
5.3 販売する車用ガソリンは2000年7月1日からこの基準を執行する。オレフィン炭素化水素の制御指標は異なる期日異なる地区で実施する。2000年7月1日から、北京市、上海市、広州市で実施する。2003年1月1日から、全国で実施される。
5.4 各級環境保護部門は商工行政管理、品質技術監督などの部門と共に、ガソリン生産企業とガソリン販売市場の監督と検査に当たる。
付録A(基準の付録)
プラズマ体射出スペクトルグラフィ(ICP/AES)で、
ガソリン中の鉄元素を測定する
A1 応用範囲
この方法は車用ガソリン中の微量鉄元素の測定に適用する。400gのテストサンプルを抽出する。測定可能鉄元素の最低含有量は0.005g/Lでなければならない。
A2 方法の概述
テストサンプル用の沃素を酸化し、希硝酸を抽出する。抽出した液体をプラズマ体射出スペクトロスコープで測定し、ワーキング曲線法で量を定め、データーシステムが自動的に処理し、分析の結果がプリントされる。
A3 計器と設備
(1)プラズマ体射出スぺクトロスコープ。(2)分液漏斗、500、1000ml。(3)ビーカー、100ml。(4)測容瓶、10、25、50、200、500ml。(5)ポロエチレンプラスチック瓶、25、50、125ml。(6)計量筒、五、10、500ml。(7)振動器。(8)電気炉、2kW、功率調節可能。
A4 試薬と材料
A4.1 過酸化水素、30%、分析純。
A4.2 硝酸、純質の優良級、10%の水溶液にする。
A4.3 塩酸、純質優良級。
A4.4 キシレン、分析純質
A4.5 沃素、分析純質、沃素1%を含むキシレン溶液にする。
A4.6 イオン水を取り去る。
A4.7 Fe2O3、純質スペクトル。
A4.8 アルコンガス、高純度のガス、計器の作業ガスとする。
A5 標準溶液の配合
A5.1 標準溶液の備蓄、表Aで列挙する方法に基づき、濃度が1mg/mlの鉄元素の標準溶液を配合して用意する。
表A1 備蓄標準溶液の作成と準備
元素 |
試薬 |
重量測定、g |
溶解方法 |
希釈堆積、ml |
Fe |
Fe2O3、(120℃で2時間炙る) |
0.2860 |
20ml1:1塩酸加熱溶解 |
200 |
A5.2 作業機順の系列、A5.1節の鉄元素備蓄標準溶液を取り、鉄元素を含む作業基準系列を配合する。鉄元素の濃度は表A5.2を見よ。
表A5.2 作業基準系列中鉄元素の濃度μg/ml
元素 |
標1 |
標2 |
標3 |
標4 |
標5 |
Fe |
0.5 |
1.0 |
5.0 |
10.0 |
50.0 |
A6 測定条件
プラズマ体射出スぺクトロスコープ、旋流霧箱、同心噴霧器、省ガストーチパイプを応用し、下記の測定条件を選択する。入射功率、1.25kW。反射功率、<5W。工作ガス、アルコンガス、圧力150ポンド/インチ2(10.342バール)。プラズマ気流量、0.69L/min。冷却気流量、8.11L/min。搬送気流量、0.5L/min。蠕動ポンプの回転速度、750回転/min。
A7 作業曲線の確立
A6の測定条件に基づき、A5.2の作業標準系列を測定し、鉄元素のワーキング曲線を確立する。
A8 実験の段取り
A8.1 サンプルの処理。テストサンプルの比重を測定した後、500ml前後のテストサンプルを分液漏斗に取り入れ、2mlの沃素-キシレン溶液を加え、激しく振動させたあと、5ml 10%の硝酸を加え、振動器で5分間振動し、静止し層に分かれるのを待ち、下層の酸液を50mlのビーカーに入れ、更に5ml 10%の硝酸をもう一度キレート抽出し、酸液と一回目にキレート抽出した液体と混ぜ合わせ、その後、10mlの水を使って一回キレート抽出する。キレート抽出した液体と前の二回キレート抽出した液体を混ぜ合わせる。ビーカー中の酸液を電気炉で2mlになるまで加熱(少量の有機物があれば、過酸化水素を滴下して酸化させる)し、それを500mlの容量瓶に移し、水でメモリまで薄める。
A8.2 測定溶液。サンプル量(テストサンプルの密度に基づき、サンプル体積を重量に換算する)をコンピュータにインプットし,A6節の測定条件に基づき、A8.1節の試薬を測定し、データを処理し、テストサンプル中の鉄元素の含有量をプリントする。
A9 精密度
二回の平行測定値の差が、算数平均値≦10%とする。
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