工業固体廃棄物
状況
2000年の全国における工業固体廃棄物の産出量は8.2億トンであり、その内、県及び県以上での工業固体廃棄物の産出量は6.7億トンで、郷鎮工業からの産出量は1.5億トンとなっている。一方、工業固体廃棄物の排出量は3186万トンとなっており、その内、郷鎮工業からの排出量は2146万トンで、総排出量の67.3%を占めている。また、危険廃棄物の産出量は830万トンで、その内、県及び県以上での工業における産出量は796万トンとなっており、産出総量の95.9%を占めている。
措置と行動
固体廃棄物管理 危険廃棄物や廃棄物の輸入、重点化学物質や新化学物質、及び化学品の環境安全管理を強化した。また、国家有毒化学品評議審査委員会の改選業務も完了させている。
鉄道沿線での白色汚染(伝統的なプラスチック製品による汚染)に対する法律執行検査 関連部門が協力して四川や陝西、甘粛省内の鉄道沿線での"白色汚染(伝統的なプラスチック製品による汚染)"の処理・処置状況に対する検査を行っている。
工業固体廃棄物の総合利用
2000年における全国の工業(県及び県以上での工業及び重点郷鎮工業を含む)固体廃棄物の総合利用率は45.9%で、その内、県及び県以上での工業固体廃棄物の総合利用率は、51.8%となっている。
コラム 《中国の21世紀に向けた環境に優しい事業計画(中国跨世紀緑色工程規画)》の進展
《中国の21世紀に向けた環境に優しい事業計画(中国跨世紀緑色工程規画)》は実施されてからの4年来で、著しい成果を上げている。2000年までで、《中国の21世紀に向けた環境に優しい事業計画(中国跨世紀緑色工程規画)》プロジェクトは、すでに836件が竣工しており、現在着工中のものは409件となっており、竣工と着工中の件数で、プロジェクト総数の85.7%を占めている。また累計で1107億元の投資を完了しており、こちらの方はプロジェクト総投資額の73.8%を占めている。そして29の省や自治区、直轄市及び単独計画都市(党及び政府の面では、省の党委員会と政府の指導に属するが、経済体制面においては、単独での計画を実施し、直接中央に対して責任を負う都市)において、着工及び竣工率が80%を超えており、前年に比べて13も増えている。中でも遼寧や福建、海南、チベット、青海、寧夏、新疆、そして大連、ニンポー、アモイにおいては、全てのプロジェクトがいずれもすでに着工中であるか、又は竣工している。
コラム 全国における環境汚染処理投資は、国内総生産の1.1%を占めている
2000年の全国における環境汚染処理投資は、1060.7億元で、前年よりも28.8%増加している。その内、都市における環境基礎施設の建設へ561.3億元が投資され、前年と比べて17.2%ほど増えており、また古い汚染源の処理には239.4億元が投資されており、前年比で56.8%の伸びとなっている。そして、新たに建設されるプロジェクトにおける"三つの同時(生産施設と汚染防止施設とを同時に設計し、同時に施工し、同時に稼動させる)"への環境保全投資は260.0億元となっており、前年よりも35.7%ほど増えている。
コラム 都市における市政施設建設
2000年においても、都市の給水構造は引き続き調整が行われ、節水業務も積極的に推し進められた。都市における給水総量は469億立方メートルと前年よりも2億立方メートルほど増えている。都市用水の普及率は96.7%で、前年よりも0.4%ほど上昇している。また、都市における燃料ガスと集中暖房にも新たな発展が見られており、燃料ガスの供給は増え続け、その普及率は84.1%と前年を2.4%上回っている。一方、集中暖房面積の方は110766万平方メートルで、前年と比べて14.5%ほど増えている。都市における汚水の処理率は34.2%となっており、前年よりも2.3%ほど高くなっている。
その他、都市における造園・緑化事業も非常に大きな発展を遂げている。2000年における都市の既成市街地区での緑化被覆率は28.1%で、前年よりも0.5%高くなっており、また都市の人一人当たりが有する公共緑地は6.8平方メートルで、こちらの方も前年に比べて0.3平方メートルほど増えている。
都市における環境衛生施設の建設も速く、その外観にも著しい変化が見られる。年間に清掃・運搬される生活ごみや糞便は14648万トンで、大・中都市においては、それらはほぼその日の内に清掃・運搬されている。
コラム 生活ごみの管理
建設部で、北京、上海、広州、深?、杭州、南京、アモイ及び桂林の8都市に委託し、生活ごみの分別収集の試験的業務を行っており、まずは古紙と廃プラスチック、そして廃電池についての分別回収を行って、生活ごみの減量化と資源化を促進している。
コラム "一つの規制二つの基準達成(一控双達標)"任務をほぼ完了
2000年末までで、全国における12の主要汚染物質(煤煙、粉炭、二酸化硫黄、COD、油分、六価クロム、シアン化物、砒素、水銀、鉛、カドミウム、固体廃棄物)の排出総量は、1995年と比べると平均して10〜15%ほど減少しており、汚染物質の総量を1995年の水準内に抑えるという計画目標を実現することが出来た。
また、全国に23.8万社ある汚染企業の内の90%以上が、その主要汚染物質の排出基準達成を実現させている。その内、汚染負荷が65%以上を占める1.8万社の重点企業での基準達成率は85%で、520の国家重点企業においては、95.7%が排出基準を達成させている。
その他、46ある環境保全重点都市の内、25都市の大気質と36都市の地表水の水質がその機能別での基準に達成しており、また22都市では、大気質及び地表水の水質共にその機能別での基準に達している。
コラム 環境管理体系(ISO14000)認証
2000年、国家環境保護総局は大連、上海(金橋)、天津、そして無錫にある4つの経済技術開発区を"ISO14000国家モデル地区"とすることを承認しており、同年末までに、全国には合わせて五ヶ所の"ISO14000国家モデル地区"が誕生している。北京や上海、天津等といった13都市では、ISO14000標準認証の実施のための試験的業務を全面的に推し進めており、天津市環境保護局が、中国において最初にISO14000体系を確立した省級の環境保全部門となっている。2000年末までで、全国には国の認可を受けたISO14000認証機構が17ヶ所あり、90のコンサルタント機構が国家環境保護総局に登録されており、また養成機構としての認可を受けている養成センターも一ヶ所あり、合わせて登録審査員が201名と実習審査員が1907名いる。また510の組織がISO14000認証を取得している。
コラム エコマーク製品の認証
2000年には、56企業の249種類の製品がエコマーク製品としての認証を得ており、同年末まででは、全国で合わせて222社の704種類の製品がエコマーク製品の認証を受けている。